「手当て」という言葉。小さな頃、お母さんに痛いところをさすってもらった思い出はありませんか?またおなかが痛いとき、無意識に自分でおなかをさすったり、具合の悪いひとの背中をさすってあげたりした経験があると思います。私たち、アロマプロオーガニクスがおすすめしているセルフトリートメントのスタートは、自分の手で自分の身体を触ってみること。手のひらで体温くらいに温めたオイルを使って、気になる部分を優しく撫でることから始めましょう。優しいマッサージは緊張をほぐし、神経を鎮める効果があると言われています。「足がむくんでるな」「手足が冷たいな」「おなかが張ってるな」「爪のまわりがささくれてるな」…続けていくうちに、ちょっとした身体の変化に気付くはず。自分をいちばん癒せるのは、他の誰でもない、自分自身です。
アロマテラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)は、「ただ香りを楽しむ」以上の力を持っています。精油の抽出方法はいくつかありますが、アロマプロオーガニクスがお届けしている精油の抽出方法で最も多く使われているのが「水蒸気蒸留法」というもの。これは原料となる植物を釜に入れて、下から水蒸気を吹き込み、成分を気化した後、冷やすことによって発生した液体の上澄みを抽出する方法です。ローズのような高級な精油は1滴抽出するのに約50本のバラを必要とします。このように植物の成分をぎゅっと濃縮したものが、精油です。「香りで癒される」という効果以外にも、体内の毒素を排出する力になってくれる精油や身体を温めてくれる精油、血液の循環を促すようサポートしてくれる精油など、そのひとしずくで植物の力を取り入れることができます。
アロマテラピーでは精油を植物油(キャリアオイル)で希釈したものをトリートメントオイルと呼びます。植物油に対し、精油が何%であるかという希釈濃度さえ守れば、難しいことはありません。AEAJ(公益社団法人日本アロマ環境協会)ではトリートメントの際の希釈濃度1%以下を目安としています。植物油に希釈濃度1%までの精油を入れ、よくかきまぜたらできあがり。顔など敏感な部分には必要に応じて更に低い濃度で使用しましょう。
植物油の量 | 10ml | 20ml | 30ml | 40ml | 50ml |
---|---|---|---|---|---|
希釈濃度1.0%の場合 | 2滴 | 4滴 | 6滴 | 8滴 | 10滴 |
植物油の量 | 希釈濃度1.0%の場合 |
---|---|
10ml | 2滴 |
20ml | 4滴 |
30ml | 6滴 |
40ml | 8滴 |
50ml | 10滴 |
リフレッシュ ジュニパーブレンド
ホホバオイル・・・・・・30㎖
ジュニパー精油・・・・・4滴
オレンジスイート精油・・2滴
デトックス サイプレスブレンド
ホホバオイル・・・・・・30㎖
サイプレス精油・・・・・4滴
ジュニパー精油・・・・・2滴
ウォーミング ジンジャーブレンド
ホホバオイル・・・・・・30㎖
ジンジャー精油・・・・・1滴
ローズマリー精油・・・・3滴
ジュニパー精油・・・・・2滴
バリックス ローズマリーブレンド
ホホバオイル・・・・・・30㎖
ローズマリー精油・・・・3滴
サイプレス精油・・・・・3滴