脳をアロマで活性化

近年アロマテラピーを医療分野で応用し、予防、改善、緩和を行う「総合医療」に注目が集まっています。特に期待されているのが、精油（アロマオイル）による認知症の予防・抑制効果です。実際に臨床試験も進められており、家庭で簡単に取り組めることから、認知症対策のひとつとして活用されはじめています。

嗅覚から得られたにおいの情報は、記憶を司る海馬などを含む大脳辺縁系に直接到達します。認知症を発症すると嗅神経が最初にダメージを受けます。それが海馬に伝わり、記憶の機能を破壊しながら広がり、記憶障害が起こるとされています。しかし嗅神経は他の脳神経と違い、唯一再生が可能な神経。嗅覚を働かせることは、脳の活性化を促すことにつながります。「活性の精油」「鎮静の精油」の香りで弱ってしまった嗅神経に刺激を繰り返すことで、神経細胞を効率よく再生させ、脳を活性化できるという研究が進められています。

昼は「脳の働きを活発にする精油」、夜は「リラックス効果のある精油」と２種類の香りを使い分けることで嗅神経を刺激します。大切なのは精油の配合比率、そして無農薬有機栽培（オーガニック）の精油を選ぶことです。ディフューザーなどで朝夜それぞれ２時間程度香りをお楽しみください。

目に見えない香りは「分子」として存在しています。そして鼻や口、皮膚などから吸い込まれた芳香分子は、神経細胞を経由し脳へ伝わったり、肺へ入って血液にのったり、毛細血管やリンパ管に入り、全身を巡ります。だからこそ品質の確かな精油を選ぶ必要があるのです。残念ながら市販の安価な「アロマオイル」の中には、含有成分が基準値に満たないものや人工的な加工や混ぜものをした商品が多く存在しています。このような商品をアロマテラピーとして用いると、期待する効果が得られないだけでなく、健康を害する恐れもあります。食べ物を選ぶのと同じように、信頼できる精油をお選びください。

スイス・アロマサン社よりPROCERT認証BIOマークを取得したオーガニックブレンドエッセンシャルオイルが入荷しました。オーガニック（無農薬有機栽培）で育った植物から抽出したメディカルグレードの精油です。上記の配合でブレンド済みなのでそのままご利用いただけます。