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アロマテラピーの歴史

アロマテラピーの歴史
「アロマテラピー」という言葉と概念は20世紀初頭にフランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォッセにより造語され、誕生した比較的新しい言葉です。しかし、ハーブや芳香植物、そして精油は、古代から世界中のあらゆる場所で医療、美容、宗教儀式などに利用されてきた長い歴史があります。近年では精油の化学的な解明が始まり、アロマテラピーは医療の現場でも活用され始めています。
古代エジプトではミイラづくりに乳香(フランキンセンス)や没薬(ミルラ)を防腐剤として用いたり、神殿では薫香(お香のようなもの)が用いられていたという記録があります。またクレオパトラがジャスミンやローズの香油(植物を油に浸出させたもの)を愛用していたという話も広く知られています。新約聖書においては、イエス・キリスト誕生の際、東方の三賢人が黄金・乳香・没薬を捧げたという逸話も有名。そして古代ローマの時代には、皇帝ネロは非常にバラを愛した人物として知られ、バラの香油を体に塗らせたり、部屋をバラの香りで満たしていたといいます。
イスラーム世界が生み出した最高の知識人と言われるイブン・シーナ(980-1037)は、哲学者・医学者・化学者、そして精油の蒸留方法を確立した人物として知られています。彼の偉業のひとつが「水蒸気蒸留法」の大成です。蒸留技術自体はそれ以前にもあったと言われていますが、彼は抽出物をより早く冷却し、より濃縮された質の高い精油を採ることに成功しました。その製造技術は中東からヨーロッパへと伝わり、アロマテラピーの発展に大きく貢献しました。
フランス人化学者ルネ・モーリス・ガットフォッセ(1881-1950)はアロマテラピーを語る上で欠かせない偉大な業績を残した人物です。1910年、実験中の事故で重度の火傷を負ったガットフォッセは、緊急処置としてラベンダーの精油を患部に塗布したところ、その驚異的な治癒作用を知ることになった経験はあまりにも有名なお話。その後、精油の特性と治療的効果について研究を進め、1937年に前述の著書の中で研究結果が発表されました。
ガットフォッセが1937年に出版した本「Aromatherapie」の中で、初めて「アロマテラピー」という言葉が使われました。「アロマ(芳香)」と「テラピー(療法)」という2つの言葉をつないだ造語です。
フランスの軍医でもあったジャン・バルネ(1920-1995)は、医療現場で本格的に精油を導入、実践した人物です。第一次インドシナ戦争に従軍した博士は、ラベンダー精油やティートリー精油から作った芳香薬剤を負傷した兵士の治療に活用し、素晴らしい業績と貴重な臨床データを得ました。「役に立つこと」「科学的領域にとどまること」に重点をおき、医師や薬剤師達へアロマテラピー啓蒙を行った博士の尽力は、呪術や占星術など非科学的なものと関連づけられることが多かった当時のアロマテラピーに科学的見地と更なる進歩を与えました。ガットフォッセによる研究、そしてジャン・バルネによる実践を経て、精油を医療の現場で用いる「メディカルアロマテラピー」がフランスにおけるアロマテラピーの特徴となっています。
フランスのメディカルアロマテラピーとは対照的に、1950年代に入るとイギリスでは、精油を植物油で希釈してマッサージに用るようになり、「イギリス式アロマテラピー=香りとマッサージによるリラクゼーション」という特徴が生まれました。1970年代に入ると、アロマテラピーは代替医療のひとつとして広く知られるようになり、現代に至り世界中でたくさんの支持を得るようになりました。
アロマテラピーの歴史

「アロマテラピー」という言葉と概念は20世紀初頭にフランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォッセにより造語され、誕生した比較的新しい言葉です。しかし、ハーブや芳香植物、そして精油は、古代から世界中のあらゆる場所で医療、美容、宗教儀式などに利用されてきた長い歴史があります。近年では精油の化学的な解明が始まり、アロマテラピーは医療の現場でも活用され始めています。

B.C.3500 アロマテラピーの源流

古代エジプト

古代エジプトではミイラづくりに乳香(フランキンセンス)や没薬(ミルラ)を防腐剤として用いたり、神殿では薫香(お香のようなもの)が用いられていたという記録があります。またクレオパトラがジャスミンやローズの香油(植物を油に浸出させたもの)を愛用していたという話も広く知られています。新約聖書においては、イエス・キリスト誕生の際、東方の三賢人が黄金・乳香・没薬を捧げたという逸話も有名。そして古代ローマの時代には、皇帝ネロは非常にバラを愛した人物として知られ、バラの香油を体に塗らせたり、部屋をバラの香りで満たしていたといいます。

980-1037 精油の蒸留法の確立

バラの精油を抽出

イスラーム世界が生み出した最高の知識人と言われるイブン・シーナ(980-1037)は、哲学者・医学者・化学者、そして精油の蒸留方法を確立した人物として知られています。彼の偉業のひとつが「水蒸気蒸留法」の大成です。蒸留技術自体はそれ以前にもあったと言われていますが、彼は抽出物をより早く冷却し、より濃縮された質の高い精油を採ることに成功しました。その製造技術は中東からヨーロッパへと伝わり、アロマテラピーの発展に大きく貢献しました。

1910 ガットフォッセの研究

ガットフォッセの研究

フランス人化学者ルネ・モーリス・ガットフォッセ(1881-1950)はアロマテラピーを語る上で欠かせない偉大な業績を残した人物です。1910年、実験中の事故で重度の火傷を負ったガットフォッセは、緊急処置としてラベンダーの精油を患部に塗布したところ、その驚異的な治癒作用を知ることになった経験はあまりにも有名なお話。その後、精油の特性と治療的効果について研究を進め、1937年に前述の著書の中で研究結果が発表されました。

1930’s アロマテラピーの誕生

アロマテラピーの誕生

ガットフォッセが1937年に出版した本「Aromatherapie」の中で、初めて「アロマテラピー」という言葉が使われました。「アロマ(芳香)」と「テラピー(療法)」という2つの言葉をつないだ造語です。

1950-1953 ジャン・ヴァルネの実践

ジャン・ヴァルネの実践

フランスの軍医でもあったジャン・バルネ(1920-1995)は、医療現場で本格的に精油を導入、実践した人物です。第一次インドシナ戦争に従軍した博士は、ラベンダー精油やティートリー精油から作った芳香薬剤を負傷した兵士の治療に活用し、素晴らしい業績と貴重な臨床データを得ました。「役に立つこと」「科学的領域にとどまること」に重点をおき、医師や薬剤師達へアロマテラピー啓蒙を行った博士の尽力は、呪術や占星術など非科学的なものと関連づけられることが多かった当時のアロマテラピーに科学的見地と更なる進歩を与えました。ガットフォッセによる研究、そしてジャン・バルネによる実践を経て、精油を医療の現場で用いる「メディカルアロマテラピー」がフランスにおけるアロマテラピーの特徴となっています。

1950’s〜

フランスのメディカルアロマテラピーとは対照的に、1950年代に入るとイギリスでは、精油を植物油で希釈してマッサージに用るようになり、「イギリス式アロマテラピー=香りとマッサージによるリラクゼーション」という特徴が生まれました。1970年代に入ると、アロマテラピーは代替医療のひとつとして広く知られるようになり、現代に至り世界中でたくさんの支持を得るようになりました。

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